2025/11/06
日焼け止めの正しい塗り方
「来店数は落ちていないのに、売上が伸び悩んでいる」
「そろそろ値上げをしたいけれど、お客様が離れてしまわないか不安」
「客単価を上げたいものの、何から手をつければいいか分からない」
サロンを運営されているオーナー様から、こうしたお声をよく伺います。
客単価は、来店数を増やさなくても売上を動かせる数字です。新規集客のように広告費もかかりません。ただ、いきなり価格を上げてしまうと、これまで通ってくださっていたお客様の足が遠のくことがあります。
この記事では、客単価を上げる5つの打ち手を、失客を避けるための「順序」に沿ってご紹介します。値上げは5つ目、いちばん最後です。
まず、ご自身のサロンの数字を分けて把握するところから始めます。客単価には主に2つの見方があります。
| 名前 | 計算式 | 何が分かるか |
|---|---|---|
| 1回あたり客単価 | 月の売上 ÷ 月の延べ来店数 | 1回の施術で生まれている売上 |
| 1人あたり月単価 | 月の売上 ÷ 月の実人数 | お客様1人が1ヶ月に使う金額 |
この2つは別の数字です。1回あたりの単価は高いのに、1人あたりの月単価が低いサロンは、来店の間隔が空いていると考えられます。逆に、来店頻度は高いのに1回あたりが低い場合は、1回の施術で提案できているものが少ない状態です。
どちらを課題にするかで、打つ手が変わります。まずは直近3ヶ月の数字を出してみてください。予約管理システムやカルテがあれば、1時間ほどで計算できます。
価格表の数字を変えなくても、客単価は動かせます。費用がかからず、失客のリスクも小さい順に4つご紹介します。
単品メニューを並べるだけだと、お客様は毎回「今日はどれにしよう」と価格の低いものを選びがちです。目的別のコースにまとめ、松・竹・梅の3段階で見せると、多くの方が真ん中を選ばれます。単品の羅列をやめるだけで、1回あたりの単価は変わります。
物販は「売り込む」ものではなく、施術の効果を保つための延長線としてお伝えするものです。サロンでの施術と自宅でのケアがつながると、お客様の満足度も上がり、結果として物販の比率も上がります。ピュールビオシリーズのように、サロンで使う商材と自宅用のラインをそろえておくと、提案が自然になります。
都度払いだけだと、お客様の来店は気分や予定に左右されます。回数券やコース契約があると、お客様も通う前提でスケジュールを組めるようになり、1人あたりの月単価が安定します。まとめてご購入いただく形になるため、キャッシュフローの面でも助けになります。
基本メニューに、数千円で追加できるオプションを2〜3種類用意します。お客様がご自身の状態に合わせて選べるようにしておくと、押し売りにならずに1回あたりの単価が上がります。全員が付けるものではなく、必要な方が選べる状態にしておくことがポイントです。
1〜4を整えたうえで、それでも原価や人件費に見合わないときに、はじめて価格改定を検討します。順序を守れば、失客はかなり抑えられます。
価格を上げるときこそ、メニューの内容やカウンセリングを見直す機会にもなります。「同じ施術で値段だけ上がった」と感じさせない工夫をあわせて行います。
当社は1997年の創業以来、エステサロンを直営で運営しながら、化粧品と業務用美容機器の開発を続けてきました。
自分たちで毎日サロンに立っていて実感するのは、客単価は「上げにいく」ものではなく、お客様にとって必要なものをそろえた結果として上がっていく、ということです。コース設計とホームケアの提案が整うと、値上げをしなくても数字は少しずつ動きます。価格改定は、その土台ができてからの最後の一手だと考えています。
メニュー設計や物販の導線、機器の見直しについてご相談がありましたら、お問い合わせよりお気軽にお声がけください。