毛穴の悩みは3タイプ|詰まり・開き・たるみで手順を変える

2026/11/04

「毛穴のお悩みで来られるお客様に、毎回同じ施術をしてしまっている」

「ピーリングや吸引をしたのに、お客様の満足度がいまひとつだった」

「ホームケアを聞かれても、何をすすめればいいか自信がない」

このようなことはありませんか?

毛穴は、シミと並んでカウンセリングでよく伺うお悩みです。ただ、お客様が「毛穴が気になる」とおっしゃるとき、その中身は人によって違います。原因が違えば、合う手順も違います。

先にお伝えすると、毛穴のお悩みは大きく「詰まり」「開き」「たるみ」の3タイプに分けて考えると、施術とホームケアの組み立てがはっきりします。この記事では、3タイプの見分け方と、カウンセリングで確かめること、タイプごとの手順の考え方をご説明します。

なぜ「毛穴ケア」を1つのメニューにしないほうがよいのか

毛穴の目立ち方には、皮脂や古い角質がたまっているもの、皮脂の多さや乾燥で毛穴の縁が目立って見えるもの、年齢とともに肌のハリが低下して毛穴が縦に伸びて見えるものがあります。

この3つは、見た目が似ていても必要なアプローチが反対になることがあるのが難しいところです。たとえば詰まりのお客様には汚れを落とすケアが合いますが、たるみのお客様に同じように落とすケアを重ねると、乾燥が進んでかえって毛穴が目立って見えることがあります。

お客様にとっても、「あなたの毛穴はこのタイプなので、この手順にしています」と理由まで説明してもらえると、施術に納得してもらいやすくなります。タイプを分けて説明できること自体が、専門店としての信頼につながります。

3タイプの見分け方と、手順の考え方

カウンセリングで目安にしている特徴を、表にまとめました。実際には2つのタイプが重なっている方も多いため、「どれが一番強いか」で考えてください。

タイプ 見た目の特徴 出やすい場所・年代 施術の考え方 ホームケアの伝え方
詰まり毛穴 黒や白のポツポツ。触るとざらつく 小鼻・あご。10〜30代、皮脂が多い方 汚れと古い角質をやさしく落とす 洗いすぎず、毎日の洗顔とクレンジングを丁寧に
開き毛穴 丸く開いて見える。テカリやすい 頬の内側・額。皮脂の多い方、乾燥しやすい方 皮脂バランスとうるおいを整える 保湿を先に。皮脂をとりすぎない
たるみ毛穴 縦に伸びた楕円形。つながって線に見える 頬の外側。30代後半以降 ハリのある印象に整えるケアが中心 保湿と紫外線対策。こすらない

一番気をつけたいのは、開き毛穴とたるみ毛穴を「詰まり」と思い込んで、落とすケアばかりを重ねることです。毛穴の形が丸いか、縦に伸びているかを見るだけでも、手順を変えるきっかけになります。

カウンセリングで確かめる4つのこと

見た目だけでなく、お客様にお話を伺うと見立ての精度が上がります。自店では、次の4つを確かめています。

1. いつ頃から気になり始めたか:10代からか、ここ数年か。数年前からなら、たるみの要素を考えます

2. 夕方の肌の状態:テカるのか、つっぱるのか。皮脂が多いのか、乾燥して皮脂が出ているのかを分けます

3. 今のお手入れ:毛穴パック、スクラブ、強い洗顔を習慣にしていないか

4. どこの毛穴が一番気になるか:小鼻なのか、頬なのか。場所でタイプの見当がつきます

特に3つ目は大切です。毛穴が気になる方ほど、よかれと思って落とすケアをやりすぎていることがあります。お手入れを1つ減らすだけで、肌の印象が変わる方もいらっしゃいます。

なお、赤く腫れたニキビや炎症がある場合は、施術を控えて医療機関への相談をおすすめしてください。

タイプ別の手順の組み立て方

施術の流れは同じでも、どこに時間をかけるかを変えます。目安は次のとおりです。

  • 詰まり毛穴:クレンジングと角質ケアに時間をかけ、そのあと保湿で落ち着かせる。毎回強く落とすのではなく、2〜4週間ごとの来店で少しずつ整えていく、と最初にお伝えします
  • 開き毛穴:落とす工程は短めにして、保湿とうるおいを与える工程を長めにとる。皮脂が多い方でも、乾燥が原因で皮脂が出ていることがあるため、保湿を省きません
  • たるみ毛穴:落とす工程は最小限に。肌を整えてハリのある印象に導くケアと、ホームケアでの保湿・紫外線対策を中心にします。変化はゆっくりなので、3か月ほどの単位で一緒に見ていく、とお伝えします

どのタイプでも、「1回で毛穴がなくなる」という説明はしないでください。毛穴は誰にでもあるもので、なくすことはできません。お伝えするのは「目立ちにくい状態を保つこと」です。期待値を最初にそろえておくと、通っていただく期間の満足度が大きく変わります。

ピュアリーの場合

当社は1997年の創業から29年、山梨県甲府市で直営サロンを運営しています。2025年12月に「シミケアサロン ピュアリー」としてリニューアルしましたが、シミのご相談で来られた方から、あわせて毛穴のお悩みを伺うことも多くあります。

自店では、初回のカウンセリングで上の4つを伺い、カルテに「詰まり・開き・たるみ」のどれが一番強いかを書いておきます。来店のたびに同じ場所を見て、お客様と「前回よりここが落ち着いていますね」と確かめ合うようにしています。こうした積み重ねが、次回のご予約にもつながります。リピートの考え方はエステサロンのリピート率、平均は何%?計算式と改善の順番でもご説明しています。

ホームケアは、タイプに合わせて品数を絞ってご提案しています。当社では化粧品も自社で作っており、自店でも使っているピュールビオの化粧品から、洗顔・保湿・紫外線対策を中心にお選びいただいています。

まとめ

  • 毛穴のお悩みは「詰まり」「開き」「たるみ」の3タイプに分けて考えます
  • 開き・たるみの毛穴に落とすケアを重ねすぎないことが一番の注意点です
  • 「毛穴をなくす」ではなく「目立ちにくい状態を保つ」と最初に期待値をそろえます

次回は、Googleとホットペッパーで共通して使える、口コミの集め方と返信の書き方をご説明します。

毛穴のお悩みへの施術の組み立てやホームケアのご提案について、ご不明な点があればお問い合わせからお気軽にご相談ください。

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